ギリシャ正教総主教座(イスタンブール) Ecumenical Patriarchate of Constantinople (Istanbul)

ローマ帝国が東西に分割された後、時のコンスタンチヌス大帝は、コンスタンチノープル(現在のイスタンブール)をビザンチン帝国の首都に定めました。以来、コンスタンチノープルはオスマン・トルコに征服されるまで、ビザンチン帝国の首都として、千年以上の永きに渡って栄えました。それは、あたかも黙示録に記された「キリストの千年王国」を髣髴させます。

以後、コンスタンチノープルは東方教会(オーソドックス)の中心地として、独特の文化を育んできました。今でも、この地にギリシャ正教会の総主教座が存在します。それは、イスラム化された現在のトルコ領内で、ひっそりと、しかし厳重な警備に囲まれ、その存在感を顕していました。

 

2018年10月11日