礫刑に処せられた二六聖人を記念し、長崎市西坂の丘に立てられた日本二六人聖人記念館は、フランシスコ・ザビエルとキリシタン文化の展示にも詳しい。

明治村は名古屋から名鉄で30分程の犬山駅から、バスで20分程登ったの山合にある。明治村のザビエル記念聖堂は、日本に渡来しキリスト教宣教に努めたフランシスコ・ザビエルを記念し、1890年に京都で献堂された教会堂をこの地に移設した建物である。ザビエル記念聖堂は、フランス人の設計監督の下、日本人の手により建設された。正面入口上の薔薇窓の虹色に輝く巨大な円形ステンドグラスが特長である。

志摩スペイン村は、名古屋から近鉄特急に揺られること二時間、鵜方駅からバスで約15分の所に位置する、スペイン文化をテーマとする広大なアミューズメントパークである。その園内の一角にあるハビエル城博物館は、スペイン・ナバーラ州にあるフランシスコ・ザビエルの生家、ハビエル城を模し、実物と同じサイズで精巧に造られている。館内には、16世紀当時の家具と調度品を集めたザビエルの居室も再現されている。また、旧石器時代の洞窟「アルタミラ洞窟」の壁画の実物大レプリカも所蔵される。

ザビエル公園は、400年前にフランシスコ・ザビエルが宣教の許可を求めて時の天皇に謁見する為、堺に上陸したのを記念して設立された。「天文19年(1550年)12月、聖ザヴィエル堺に上陸し日比屋了慶の館に入った。是れ西洋文明の始まりで近世日本文化は茲に花と匂った。」と、公園内の聖フランシスコ・ザビエル芳蠋の碑文には記されている。ザビエル公園は大阪天王寺から阪堺電軌阪堺線の路面電車で40分位、花田口駅を降りて直ぐの所に位置する。