旧野首教会

【世界遺産】旧野首教会へは、佐世保港から高速船で波間を走り一時間半で小値賀島に辿り着く。また、便利な博多発の夜行フェリーもある。小値賀島から野崎島へは町営渡船はまゆうで30分程である。五島列島北端の野崎島には江戸末期に外海から潜伏キリシタンが移住した。旧野首教会は、1908年に教会建築で有名な鉄川与助により、野崎島の野首集落の高台に建てられ、厳しい自然環境に適応した潜伏キリシタンの集落の様相を良く留めている。野崎島は現在では無人島だが、NPO法人おぢかアイランドツーリズムにより管理されており、事前に連絡を取れば観光ができる。緑の草原と透明度の高い海岸に囲まれた高台のレンガ造りの教会は、辿り着く時間を差引いても一見の価値がある。

2018年09月30日